2012.11.14 猫の伝染病について
本部の保護猫に『ヘルペス』が発症しました。
症状は軽いものですが、
これは猫伝染性呼吸器感染症の中の猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)という病気
ヘルペスウイルスでおきる猫の風邪であります。
キャリアである猫は免疫力が低下すると発症することになります。
なんじゃ?それって難しい話では無く
皆さん、野良猫ちゃんで目ヤニで目がグチョグチョの猫をよく見かけませんか?
私たちも保護する仔猫の殆どが、そんな子達ばかりです・・・・。
症状がひどい場合はインターフェロンで症状を抑えます。
その後は、完治することは無く『キャリア』というウイルス保有猫ちゃんになります。
なので、ワクチンの重要性なのです。
しかし、現在獣医師によれば『3年に一度でいい』と仰られる獣医師も居ます。
が、それはアメリカの話であって日本は環境が違うということ。
日本の環境は、まだまだウイルスが蔓延しているんです。
成猫になって、はじめて3年に一度のワクチンというスタイルをとってみましたが
やはり、発症すれば結局同じくらい手間とお金がかかりますね。
と、いう事で
1匹発症しているので、インターフェロン注射と内服で様子を見て
ヘモバルトネラのキャリアの子も治療かなーなんて思ってます。
後の子はワクチンで対応です。
本部では9匹の飼養管理してますので、倉敷愛護動物病院に往診を御願しました。
西日本アニマルアシストHPhttp://www3.hp-ez.com/hp/n-animal-assist